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八頭町福地にある禅宗の寺院「大樹寺」の本堂などが国の有形文化財に登録されました!
大樹寺は市場城家老・安藤義光の菩提寺として、城から上方の山腹に建立されましたが、天正年間(1580年)の豊臣秀吉による鳥取城攻めで城とともに戦火で消失。その後、1655年に現在の場所へ再建されました。
境内には町指定文化財である宝篋印塔(ほうきょういんとう)、そして推定樹齢400年以上で日本最大級の「ウラクツバキ」があり、歴史と自然の豊かさを感じることができます。
大正7年に起工と、境内の建物群の中で建築年代が最も古く、構造材には地元のケヤキ、栗、松材が用いられ、当時の因幡地方における建築技術を駆使して造られています。
開山からの歴代住職の位牌が安置されている建物です。入り口の引き戸には鳥取藩主ゆかりの家紋が彫られています。
中国地方では唯一の曹洞宗の専門僧堂です。全国の専門僧堂の中でも、永平寺で修行した修行僧(雲水)が、仕上げとして修行する場所と言われるほど、厳しい修行場だったようです。
大樹寺を印象づける象徴的な建物で、春にはウラクツバキとの美しい景観が楽しめます。
この機会にぜひ、大樹寺の歴史的価値を知っていただき、四季折々の美しさとともに、大樹寺の魅力を感じにおいでください!
大樹寺(鳥取市観光サイトホームページ)<外部リンク>