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鳥取県東部環境クリーンセンター(リファーレンいなば)では、プラスチックごみ以外の不燃系のごみ(缶・ビン等)を処理しています。分類ごとに処理方法をご紹介します。
缶・ビンは、投入ホッパーに入れられた後、コンベアで運ばれます。
(ビール瓶、一升瓶は回収されてリユースされます。)
その後、手選別で異物を取り除きます。
手選別で取り除かれた異物です。収集業者も回収するときに取り除きますが、どうしても取りきれません。
磁力の力を使って、スチール、アルミ、ビンに分けます。
スチールとアルミは、それぞれ圧縮機で圧縮されて、リサイクル工場へ運ばれます。
機械による選別です。
ビンは、機械によって色分けされます。分類は「透明・茶・その他」です。透明と茶の色分けが圧倒的に多いです。透明・茶色のものは、カレットホッパーに送られて、リサイクル工場に運ばれます。
ペットボトルは、受け入れヤードに投入した後、手作業(カッター)で袋を切り開いて中身を出します。その後投入ホッパーに移してコンベアで運ばれていきます。
ホッパーに投入されたペットボトル
手選別ラインで異物等を取り除きます。
取り除かれた異物
圧縮されてリサイクル工場へ運ばれます。
この時にペットボトルがつぶれていると、うまくかみ合わずそこから崩れてしまいます。
白色トレイはごみ処理場で選別しませんので、分別がとても大事です。さっと洗って、乾かしてから出してください。
集められた白色トレイ。このままリサイクル工場に運ばれて、リサイクルされます。
投入する前に、一旦、すべてを受け入れヤードで広げて手選別します。
袋に入ったままのごみがたくさんありますが、袋は取り除いて中身を確認しなければなりません。
運ばれてきた小型破砕ごみ
携帯電話は、レアメタルを取り出す取り組みをおこなっています。
電動シェーバーは、充電式電池(2次電池)を取り出しています。
穴の空いていないスプレー缶は、最初の選別で別に仕分けして、穴を開けます。
ビデオテープは破砕機を通すと、コンベアやベルトに絡まるので、別に仕分けして、リサイクルしています。
ケーブル類も機械(コンベア)に絡まるので別にしています。ケーブルの中の銅を回収します。
その他の小型破砕は処理ラインに送られ、もう一度手選別にかけられます。
小型破砕ごみに入っていた電池とライター
農薬?危険です!中身が残っています。
処理で一番困るのが、ライター、スプレー缶、ガスボンベのガス抜きがされていないものです。発煙事故につながり、非常に危険です。
医療廃棄物や農薬が入っている場合も、非常に危険ですので、絶対に出さないでください。
ラベルが剥がしてあっても、あきらかに農薬らしき容器などもあります。
クリーンセンターでは、品目によって降ろすところが違いますが、すべて手作業で仕分けします。
一度に受け入れホッパーに投入すると、破砕する機械が故障する可能性がありますので、固い物は直接、投入できません。
電子レンジはモーターを取らないと火がでます。モーターを先に処理します。
破砕された大型資源ごみは、鉄精選機にかけられて、鉄材等の材料になります。
集められたスプリングマット
蛍光管は、機械で破砕された後、ドラム缶に詰めて処理工場へ送られます。
集められた蛍光管
この機械で破砕されます。
ドラム缶に詰めて、処理工場に送ります。
乾電池はそのまま処理工場に送ります。