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今、日本では空き家が増え続けており、使用目的のない空き家の数はこの20年間で約1.9倍に増加!民間の研究では、2028年に約3軒に1軒が空き家になるとの試算も出ており、空き家問題は決してひとごとではありません。今年4月には、相続登記の義務化がはじまり、自分の家や実家は大丈夫なのか心配なかたも多いはずです。
この度、空き家に関する情報や支援制度をまとめたポータルサイトを開設しました。今一度、みんなでお家の将来について考えてみませんか?
総務省「令和5年住宅・土地統計調査」によると鳥取県の空き家数は約4.1万戸、住宅総数に占める空き家数の割合は15.8%と過去最高を更新、全国平均を上回り、年々その数は上昇しています。また、空き家を種類別にみると、別荘等にあたる二次的住宅や賃借・売買のための事業用空き家に比べ、市場に流通していない「その他の住宅」の比率が最も大きくなっています。
総住宅数 (A) |
空き家数 (B) |
空き家化率 (B/A) |
その他の住宅 (C) |
その他の住宅率 (C/A) |
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全国 | 6,502.1万戸 | 899.5万戸 | 13.6% | 385.3万戸 | 5.9% |
鳥取県 | 26.2万戸 | 4.1万戸 | 15.8% | 2.6万戸 | 9.7% |
八頭町では、令和4年度に空き家の調査を実施。その結果、町内に613件の空き家が存在し、平成28年度の前回調査から120件もの空き家が増えていることが分かりました。
このうち、軽微な修繕で利活用が見込めると判定された「ランク1」は321件と過半数を超えています。しかし実際の利活用に結び付いているものはごく一部。適正に管理せず放置しておくと、ランク2、3と変わってしまい、さまざまな問題が起きる可能性があります。
(広報やず令和5年8月号 特集「自分の家は将来どうなる?空き家について考える」より)
鳥取県では、令和4年度に「空き家ガイドブックとっとり」を作成しています。
このガイドブックは、空き家を持ち続けること、利活用すること、手放すことについて考える一助となるよう、そのメリットやデメリット、支援情報、相談先等がまとめられています。空き家のことが気になり始めたら、まずはこちらをご覧ください。