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キム ヨンジンの韓国だよりVol.2
皆さんこんにちは。キム ヨンジンです。
みなさんは「8282(パリパリ)文化」という言葉をご存じでしょうか。韓国に住んでいる外国人であれば、1度は耳にすると言われるほど身近な言葉です。今回は、そんな「8282文化」について、ご紹介します。
韓国の「8282(パリパリ)文化」
韓国には「8282(パリパリ)文化」と呼ばれる独特の価値観があります。「8282」は、韓国語で数字の8を「パル」、2を「イ」と読むことから、「パルイパルイ」が「早く早く(빨리빨리)(パリパリ)」の発音に似ているとして生まれた表現です。そのため韓国では「8282(パリパリ)」と言うと、「急いで」「早く」という意味として親しまれています。
韓国では、物事を素早く効率的に進めることが重視される傾向があります。こうした「早く早く」の文化は、日常生活のさまざまな場面で見ることができます。飲食店では注文した料理が比較的早く提供され、宅配便も翌日に届くことが一般的です。また、インターネット環境の速さも世界的に高い水準にあります。こうした「早く早く」の考え方は、社会全体の利便性や効率性にもつながっています。
このような文化の違いは、日常的な体験の中でも感じることができます。これは、私が初めて日本を訪れたときの出来事です。初めて日本の居酒屋を訪れた際、お酒と料理を同時に注文しました。韓国では通常、お酒と料理がほぼ一緒に運ばれてくるため、日本でも同じだと思っていました。しかし先にお酒だけが届き、料理を待っているうちに飲み終えてしまいました。追加でお酒を頼むと、今度は逆に料理が先に届き、お酒を待つことになりました。この経験から、食事の提供の仕方にも国ごとの文化の違いがあることを実感しました。
「8282文化」は日常のささいな行動にも表れています。例えば、コーヒーの自動販売機では、飲み物が出終わる前から受け取る準備をして待つ人がいます。また、エレベーターでは「閉じる」ボタンを何度も押す光景がよく見られ、ボタンが磨り減っていたり、保護フィルムが浮き上がっていたりすることも珍しくありません。このように韓国の「早く早く」文化は、小さな行動の中にも自然に表れています。
この文化は、韓国が短期間で急速な経済成長を遂げる中で形成されたと言われています。限られた時間の中で成果を出すため、迅速な判断と行動が重視されてきました。ただ単に急ぐのではなく、時間を大切にし、効率よく行動する姿勢とも言えるでしょう。これは韓国社会の利便性や効率性を支える重要な特徴の一つです。
ちなみに韓国の国際電話番号は「+82」です。「8282文化」と直接関係はありませんが、「韓国が“8282”だから国番号も82になった」という冗談もよく知られています。
韓国を訪れる際は、人々の行動や街中の様子に注目してみてください。何気ない場面からも、韓国ならではの「8282文化」を感じられるかもしれません。
「8282文化」の象徴

열림(開ける)/닫힘(閉じる)
エレベーターの닫힘(閉じる)ボタンだけ保護フィルムが浮き上がっています。
韓国語を話してみましょう!
| 日本語 | 韓国語 | 読み方 |
|---|---|---|
| 早く行きましょう! | 빨리 갑시다! | パリ カプシダ! |
| 今すぐ来てください。 | 지금 바로 오세요. | チグム パロ オセヨ |
| 走って行きます。 | 달려가겠습니다. | タルリョカゲッスムニダ |









