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アーティストが一定期間その土地に滞在し、地域の人々や自然、暮らしと関わりながら創作を行う「アーティスト・イン・レジデンス事業」。
八頭町では昨年度からこの取り組みを進めており、今年度も2組のアーティスト(藤田クレアさん、松橋萌さん)が町に滞在し、地域での暮らしや人々との交流を通して感じたことをもとに、創作活動を行います。
その取り組みの一環として、1月10日(土曜日)、現代美術家・藤田クレアさんによる出前授業が、町内の小学生を対象に空山牧場で行われました。
今回の出前授業は、馬とふれあいながら、思いやりや想像力を育む体験プログラム。子どもたちは、牧場に生えている草をあげたり、ブラシで馬の体を手入れしたりして、少しずつ馬との距離を縮めていきました。引き馬にも挑戦し、手綱の動かし方や歩く速さを工夫しながら、言葉の通じない相手と心を通わせる方法を探ります。最初は怖がっていた子どもたちも、次第に笑顔が増えていきました。
馬との交流のあとは、「弱いロボット」をテーマにしたお絵かきワークショップ。
「できないことがあるロボット。でも、何かに助けてもらえたらどうなるかな?」という藤田さんの問いかけに、子どもたちの想像力が大きく広がっていきます。「止まれないロボット」「足の遅いカメ型ロボット」「人と関わるのが苦手なロボット」など、ひとつひとつに物語のある作品が、次々と生まれました。
こうした出前授業をはじめ、町内でのさまざまな交流や体験が、2組のアーティストにとって創作の大切な起点となっています。
2月12日(木曜日)からは、アーティスト・イン・レジデンス事業の報告展示として、2組のアーティストによる作品を八頭町芸術文化交流プラザ「あーとふる八頭」で展示します。
地域での出会いや体験から生まれた作品を、ぜひ会場でご覧ください。