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さかさま不動産<外部リンク>とは、空き家を借りたい人の想いを公開し、共感した大家や地域が借り手を選ぶ仕組みです。「借り手の想い」を起点に、流通していない空き家を掘り起こし、創業や移住促進など複合的な地域活性につなげてきました。
その「さかさま不動産」の支局が、鳥取県内で初となる八頭町に開設することになり、12月4日(木曜日)に隼Lab.で開局イベントを開催しました。
当日は、さかさま不動産を運営する株式会社On-Coの水谷岳史さんが登壇し、立ち上げたきっかけやその仕組みについて紹介。
「さかさま不動産は単なる空き家問題の解決ではなく、空き家をきっかけに、人の思いや挑戦が地域とつながっていく仕組み。それが結果として、持続可能なまちづくりにつながっていく」と語られました。
続いて、実際に空き家を借りたい人が自身の想いを発表。
物件を探している西川さんは、「外国人のためのシェアハウスをつくり、安心して暮らせる住まいと交流や相談ができる場を提供することで、地域と外国人が交流し、孤立を防ぐ拠点をつくりたい」と話しました。
また、ほかの参加者にも「もし空き家を借りることができたら何をしたいか」を紙に書いてもらい、「ベビーカステラのお店を開きたい」「子どもの居場所づくりをしたい」「カレー屋さんを開店したい」など、さまざまな夢や想いが語られました。
水谷さんは、「空き家でも大家さんにとっては大切な家。その思いと、地域で挑戦したい人の思いを大事につないでいきたい。八頭町には、可能性を感じる家がたくさんある」と、今後への期待を語られました。
人の思いが出会い、関係性から価値が生まれる。
さかさま不動産八頭支局の取り組みが、八頭町にどんな新しい動きをもたらすのか、今後も注目です。