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「移住風景~八頭町地域おこし協力隊活動の現場から~令和8年3月号」を掲載しました。
昨年12月末に岐阜県で行われた全国ホッケー選抜大会に、八頭高校ホッケー部が出場し、私もトレーナーとして帯同しました。
前回大会では優勝しているため、今大会は2連覇がかかった挑戦でした。決勝戦まで進んだものの、惜しくも競り負けてしまい結果は準優勝となりました。しかしながら、選手たちは最後まで全力で戦い抜きました。
この大会はインターハイよりもレベルが高く、毎試合、緊張感のある接戦が続きました。ケガなどのハプニングもありましたが、試合を重ねるごとにチームの団結力が高まっていくのを感じました。
特に印象に残っているのは準決勝の島根県・横田高校戦です。全国大会で何度も優勝している強豪相手に先制点を許しましたが、粘り強く戦い、同点に追いつき、SO(シュートアウト)戦の末、勝利しました。
この度は結果以上に、選手たちの強い気持ちと成長を感じられた大会でした。皆様、応援ありがとうございました。
(写真1)決勝戦前の円陣

(写真2)決勝戦の試合風景
みなさんは年末年始をどう過ごされましたか?私は子供の頃に祖父母に教えられた「1年の計は元旦にあり」という言葉を胸に、年末年始もせわしなく動いていました。
まず、年末には「はっとう冬花火」に参加しました。初めて足を運びましたが、朝から切れ間なくお客さんが来られており、主催者の方のパワーも相まって八頭町での年の瀬を明るくにぎやかに過ごすことができました。
また、同じ地域おこし協力隊の宮崎隊員が取り組む小学校高学年を対象とした体験塾「フユキチ」にスタッフとして参加しました。
活動の最中、大雪であったり地震があったりで、子どもたちの安全を最優先に行事を中止または延期。予定通り事業が進まないこともありましたが、春休みに開催する予定の「ハルキチ」に向けて良い勉強になりました。
来年度は任期3年目。卒業後の定住に向け色々と準備中で、今年は今まで通りの活動をしつつ、次の年のことも考えつつの慌ただしい日々になりそうです。定住がウマくいくように、地道に着実に歩みを進めていきたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。
(写真1)フユキチでのそば作り
(写真2)フユキチでの餅つき
12月と1月のトレーニングファーム研修では主に梨の剪定を教えていただきました。梨の枝には秋の段階で既に翌年の芽がついているのですが、芽にも色々なものがあります。
写真1のふっくらした芽は花芽で、春に花が咲き、実になります。
写真2のとがったような芽は葉芽で、春に葉が出てきます。実をつけたい部分には花芽を残し、枝を伸ばしたい部分には葉芽を残すように枝を剪定していくのですが、どちらか判断がつかないような芽もあり、春以降どうなるのかよく観察していきたいと思っています。
ところで、なぜ農業をやろうと思ったの?と色々な方から聞かれるのでここにもその理由を書いておこうと思います。
まずは、人間は食べ物が無いと生きていけないので、食べ物を作る仕事をしながら暮らすことが一番自然な生き方なのではないか、と若い頃から漠然と思っていたということがあります。
また、農業には唯一の正解やゴールというものがないというのも魅力だと思っています。天候や病虫害の発生状況などは毎年変わるので、去年上手くいった方法で今年も上手くいくとは限らないでしょう。とある大ベテランの農家さんが「農家は毎年1年生」とおっしゃっていました。
その言葉を胸に刻んで、どうしたら美味しい果物が作れるのか、試行錯誤をしながら一生勉強していきたいです。
(写真1)梨の花芽

(写真2)梨の葉芽
新年を迎えたと思ったのも束の間、1~3月という時の流れの速さを実感します。雪の残る寒さ厳しい時期に執筆していますが、各隊員は春に向け少しずつ準備を進めているようです。春を迎える野山の草花のように、これから隊員の活動が芽吹くことを期待しています。(田渕)