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「移住風景~八頭町地域おこし協力隊活動の現場から~令和7年6月号」を掲載しました。
大阪府
若年層の居場所づくり、地域住民や各世代間の交流支援、地域資源の発掘・磨き上げ等
太鼓、バレーボール
お弁当の白ご飯に乗っている梅干をどかした赤い部分、からあげ
八頭町内全域
令和7年4月1日から3年間の予定
大学時代に「毎日川で遊んでいる」と話す八頭町の子どもの一言で気づけば八頭町と深く関りができました。あれから月日が経ち海外旅から帰ってきて今度は協力隊に…。真面目に時には楽しくふざけて全力でゆるく活動します!!
兵庫県
地域資源の発掘・磨き上げ、情報発信、関係人口・交流人口の創出等等
ツーリング、キャンプ
好き嫌いなく何でも食べます!
エンジン音でスズキのバイクを当てられます
八頭町内全域
令和7年4月1日から3年間の予定
学生時代、バイクで八頭町を走り回り大好きになりました。バイクを通して八頭町の魅力に触れてもらえるよう頑張ります!
最近では長きにわたる剪定作業も落ち着き、梨の果実を実らせるための管理、作業が増えてきました。そのような中、トレーニングファームの先生が柿の若木の剪定をさせてくださり、久しぶりに柿の木に触れられ嬉しかったです。
梨に関する研修では、特に重要な人工交配作業を経験しました。この作業には様々な行程があります。まず、開花予想を気にしながら、花粉を採取するための交配樹より花を集めます。この時、少し花弁が閉じてるかな?くらいの花がついている枝を切り取り花を集めます。それを脱穀機にかけ、葯(やく)という花粉の入った袋のようなものを分離させ、開葯(かいやく)センターに送ります。このセンターでは温度と湿度が管理されており、そこに約24時間置くことで持ち込んだ葯から花粉が出てきます。
私自身、この開葯センターにも見学に行かせてもらい、花粉の発芽率を実際に顕微鏡で見させてもらいました。
そうして出来上がった花粉を梨の花につけていくのですが、授粉用の梵天(ぼんてん)に花粉をまとわせ花に優しくつけていきます。雑にやると花に触れるだけになってしまいますが、雌しべが花の中央にありますのでそこに触れるよう意識します。
また闇雲に作業するのではなく、摘果や袋掛けがしやすそうな花を狙うなど、交配より先の作業のしやすさも意識しています。後は「いい果実をつけてね梨ちゃん♡」と語りかけ、愛情を注いでいくことも忘れずに…。
(写真1) 交配樹からの花集め
(写真2)開葯センターへ送る葯
(写真3)梵天で愛情を込めた交配作業
記載のとおり、八頭町の地域おこし協力隊に新たなメンバーが加わりました。新隊員を迎える2・3年目の先輩隊員にも、何だか風格が出てきたように感じています。なお移住風景を執筆する隊員が増えましたので、当面は隊員が隔月で執筆する体制となりますことを報告いたします。(田渕)