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男女共同参画「モヤッとした言葉」「グッときた言葉」入賞作品の発表について
八頭町では、すべての人が年齢や性別にとらわれることなく、一人ひとりの個性や能力を認め合い支え合って暮らせる「男女がともに輝くまちづくり」を目指して、様々な取り組みを行っています。
しかしながら、依然として固定的な性別役割分担意識から性別によって負担や責任が偏っている状況があります。こうした状況を解消するため、家庭・地域・職場などで性別によって感じる違和感を共有し、無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に気づき、決めつけないことの大切さを考える機会とすることを目的に、八頭町男女共同参画「モヤッとした言葉」「グッときた言葉」を募集したところ、多数のご応募がありました。ご応募いただきました皆さん、大変ありがとうございました。
選考会で厳正な選考が行われ、入賞した6作品を紹介します。
入賞作品は、今後、男女共同参画推進の啓発活動に使用させていただきます。また、入賞作品は男女共同参画センターロビーに展示していますので、お立ち寄りの際は是非ご覧ください。
最優秀賞(1名)
グッときた言葉(職場)
「一緒に持ちますよ」
ペンネーム
たれめ さん
場面・状況
男性が少ない職場で働いていて、力仕事の全般を任されています。少し腰が弱いのですが、その場に男性がいなかったので一人で重いテーブルを運ぼうとした場面がありました。すると、私が腰が弱いことを知っている女性の同僚が「一人で持ったらダメ」と大きな声で言ってくれ、「一緒に持ちますよ」と一緒に運んでくれました。
大きな声で言われたので、少し怖かったですが、男性だから重いものを一人で運ばなければと自分が思い込んでいたことに気付き、また同時に同僚への感謝の気持ちが沸いて来ました。いつもとても助かっています。
優秀賞(2名)
モヤッとした言葉(家庭)
「今日仕事遅くなったけど、お子さんのこととか大丈夫?」
ペンネーム
はな さん
場面・状況
友人の話です。
職場で上司に「今日遅くなったけど、お子さんのこととか大丈夫?」と言われました。気遣いはありがたいのですが、すぐそこに、小さいお子さんを持つ男性職員もいます。なぜ母親にだけその気遣いをするのでしょうか。
グッときた言葉(職場)
「お孫さんが自分から進んで、トイレ掃除をしてくれた。とても感心したし、ありがとうございました。」
ペンネーム
としちゃん さん
場面・状況
夏休みの児童クラブに参加した孫が、その施設のトイレ掃除を自分から進んでしたことに対し、後日、職員さんからいただいた言葉。
気づきと思いやり、協力の大切さを改めて感じた。また、成長した孫を少し、誇らしく思い、嬉しかった。
入賞(3名)
モヤッとした言葉(家庭)
「おまえはわしの世話をするためにもらった嫁だ」
ペンネーム
春野たんぽぽ さん
場面・状況
嫁にきてから46年。実家の親の事を世話していたら姑に言われた。
モヤッとした言葉(家庭)
「お父さん、今日仕事はどうしただ?」
ペンネーム
ひろくん さん
場面・状況
平日開催の交流イベントに子供を連れて参加していたら、高齢者の方に「今日仕事はどうしただ?」と言われた。まだまだ高齢世代には、父親が育児のために仕事を休むという考えは身近ではないのだなとモヤッとした。
グッときた言葉(家庭)
「男も女から産まれてきたんじゃないか!!」
ペンネーム
おばば さん
場面・状況
数年前、朝ドラで、男に散々な事を言われた主人公が「あんたらも女から産まれたんだろうが!!」と言い返した時は、本当にスカッとグッときた瞬間でした。