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コウノトリの足環装着作業を行いました(令和6年7月9日)
7月9日(火曜日)、町内の野球場に設置された照明塔の上で誕生したコウノトリのヒナ3羽に足環を装着する作業を行いました。
今年、本町では八頭高校の人工巣塔で誕生した2羽のヒナに足環を装着(既に巣立ち済)しており、今回の3羽と合わせて計5羽の足環装着となりました。
一度は日本から絶滅してしまったコウノトリですが、兵庫県豊岡市から始まった野生復帰の試みにより2005年に初めて野外に放鳥されて以来、関係者の尽力により順調に生息数を増やし、八頭町で2カ所目の繁殖地となりました。今回の営巣地は野球場ということもあり基本どなたでも立入が可能な場所ですが、コウノトリの子育てに影響が出ないよう、観察される場合は十分距離を取って見守ってください。
順調であれば8月上~中旬頃に巣立ちを迎える予定です。
雛捕獲から足環装着、検査の様子
巣材を運び帰巣する親鳥
専門機関による検査結果の公表について
今回採取した検体については、兵庫県立コウノトリの郷公園<外部リンク>内にある専門の機関により検査が行われます。
検査結果が判明しましたら当ホームページ上に掲載しますので、しばらくお待ちください。
個体番号(リング番号) | 足環の色(右/左) | 性別 | 体重(調査時) | 全長(調査時) |
---|---|---|---|---|
J0816(14D-01816) | 黒/黒 | 調査中 | 4,161g | 83cm |
J0817(14D-01817) | 黒/黒 | 調査中 | 3,852g | 83cm |
J0818(14D-01818) | 黒/黒 | 調査中 | 4,003g | 81cm |
※近年は多色の足環の調達が難しくなっているため黒色に統一