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コミュニティ・スクールとは

4 質の高い教育をみんなに17 パートナーシップで目標を達成しよう
ページID:0001362 更新日:2022年2月16日更新 印刷ページ表示

八頭町では、令和4年度から町内すべての小中学校に学校運営協議会制度を導入する予定です。学校運営協議会制度を導入した学校は、コミュニティ・スクールと呼ばれるようになります。

学校運営協議会制度とは?

学校の教職員だけではなく、地域の方々にも未来を担う子供たちを育てる当事者として学校運営に参画していただき、地域と学校が対等なパートナーとして連携・協働を進めていくための新しい仕組みです。

学校運営協議会制度は、学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能となる「地域とともにある学校」への転換を図るための有効な仕組みとして、平成16年に地方教育行政の組織および運営に関する法律の改正によって創設されました。

教育委員会が設置する学校運営協議会は、教職員、地域住民、保護者、ボランティア、学識経験者など、さまざまな立場の方が集まり、学校の運営について、子供たちの成長について、学校と地域が持つ課題についてなど、様々な協議を重ねていきます。

学校運営協議会の委員は各校10名程度を教育委員会が任命予定です。身分は特別職の地方公務員であり、一定の権限をもって運営に参画していただきます。

学校運営協議会の主な役割は次の3つです。

  1. 校長が作成する学校運営の基本方針を承認する
  2. 学校運営に関する意見を教育委員会又は校長に述べることができる
  3. 教職員の任用に関して、教育委員会規則に定める事項について、教育委員会に意見を述べることができる

全国の公立学校のうち、コミュニティ・スクール導入校は33.3%となっています。(令和3年5月1日現在)鳥取県でも積極的に導入が進められており、令和4年度には一部導入を含めて、すべての県内市町村で学校運営協議会の設置に向けて準備が進められています。

参考リンク

地域学校協働活動とは?

地域と学校が「どんな子供たちを育てていきたいか」という目標を共有して行う連携・協働型の活動です。実際に子供たちと関わっていただくボランティアさん(実働担当)がコミュニティ・スクールの推進には欠かせません。

そして、地域と学校を繋ぐパイプ役になってもらう「地域学校協働推進員(地域コーディネーター)を各校に配置をします。

これまでも多くの地域の皆様に、環境整備や学習支援、ゲストティーチャーなど、様々な活動で協力をしていただいてきました。その多くは、学校から「お願い」をして地域住民が「手伝う、支援する」という形でしたが、これからは企画や運営をする側に参画したり、もっと双方向で連携・協働する活動を目指していきたいと思います。

そのためには、学校と連絡を取り合い、地域住民の参画を促していく人物の存在が重要になってきます。そこで、「地域学校協働活動推進員(地域コーディネーター)」をパイプ役として各学校ごとに配置する予定です。

また、各学校単位で、幅広い地域住民や団体等の参画により形成される緩やかなネットワーク(地域学校協働本部)の構築も進めて行きます。ネットワークが機能する要素は次の3つです。

  1. コーディネート機能
    (地域コーディネーターが中心となり企画や調整がうまくできるようになること。)
  2. 多様な活動
    (多くの地域住民等に参画してもらい、たくさんの協働活動ができること。)
  3. 継続的な活動
    (地域住民や保護者、学校の先生が変わっても、つながりがあって活動が続けられること。)

活動の一例

※地域コーディネーターは学校と地域を繋ぐパイプ役なので、学校運営協議会のメンバーに基本的に入ってもらいます。

ある学校の運営協議会の会議で、「ふるさとへの愛着を持ってもらうために、郷土料理を知ってもらうのはどうか。」という意見が出ました。そこで、家庭科の時間を使って地域ボランティアさんと一緒に調理実習を行ってみることになりました。

地域コーディネーターは、いつ、何回、どの学年で行うのかなど学校と相談をしたり、協力してもらえそうなボランティアさんや団体に声をかけていきます。何を作るか、料理の歴史の紹介など、ボランティアさん達も一緒になって考えてもらうことで、より良い実習に繋がります。

実習後は子供たちの感想をボランティアさん達にお返ししたり、試行錯誤できる点などを振り返って次の活動に活かしていきます。

八頭町で目指していくもの

学校運営協議会の制度は、何年もかけて学校と地域の一体的な関係を構築していくものです。5年後、10年後、20年後を想像したときに、地域と学校が一緒に成長を見守った子供たちが、八頭町を支える存在となって社会で活躍することを願っています。

令和3年度は、各学校単位で「コミュニティ・スクール準備委員会」を開催してきました。(計5回)

各校3名ずつ選ばれた地域代表の方々と、学校長、教頭、教育委員会で、学校運営協議会制度の設置運営の基本的な事項を定めた規則案や、運営協議会委員の候補、地域コーディネーターの候補などを話し合ってきました。

初めての試みで手探りの部分も多々ありますが、子供たちの豊かな成長を目指して学校運営協議会と地域学校協働活動を進めて行きます。

コミュニティ・スクールQ&A

コミュニティ・スクールに関するQ&Aをまとめています。ご覧ください。

コミュニティ・スクールQ&A(令和4年2月)[PDFファイル/590KB]

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