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韓国 江原特別自治道 横城郡との友好交流
旧八東町と大韓民国 江原特別自治道 横城郡(フェンソングン)とは1994年(平成6年)から交流を始め、1997年(平成9年)に友好交流協定を締結しました。
八頭町においてもこの交流事業を引き継ぎ、2005年(平成17年)に改めて友好交流協定を締結しました。今後も子ども交流や各種団体の相互交流により、芸術文化、スポーツなど幅広い交流を行なっていきます。
大韓民国 江原特別自治道 横城郡ホームページ<外部リンク>
友好交流協定調印式
2005年(平成17年)12月3日、八東体育文化センターにおいて、友好交流協定調印式が行われました。交流協定をした韓国横城郡は、旧八東町と1994年から交流を進めており、八頭町としても引き継いて交流を進めていくため、改めて交流協定を締結したものです。
交流協定調印式に出席した故 趙泰鎮(チョ・テジン)前郡守は、「規模が大きくなった八頭町と手を携え、他の自治体の模範となるような友好交流をめざしたい」と挨拶されました。今後、様々な分野での交流を展開することによって、両地域の発展につなげていくことが期待されます。
金 明起(キム・ミョンギ)郡守と今後の交流について協議しました。(2023年10月6日)
横城郡の概要
大韓民国 江原特別自治道 横城郡ホームページ<外部リンク>
- 住所:江原特別自治道 横城郡 横城邑 泰岐路15
- 面積:997.8平方キロメートル
- 人口:約46,200人(2024年3月末現在)
- 特産品:横城韓牛、横城つる人参、安興チンパン、横城トマト
地理的位置
横城郡は、韓国の中部地方江原特別自治道の西南部に位置している。
郡の境界は、東は平昌郡(ピョンチャングン)、西は楊平郡(ヤンピョングン)、南は原州市(ウォンジュシ)と寧越郡(ヨンウォルグン)そして北は洪川郡(ホンチョングン)とそれぞれ接している。
横城郡の主要観光地
横城リュージュ体験場
交通網の発達によりトンネルが開通したため閉鎖された国道を再利用した全長2.4キロメートルの傾斜を運転間隔で走るリュージュ。旧国道を利用しているため、そのままの自然を体感しながら、多彩なテーマ区間のあるダイナミックなコースをご自身の速度で体験することができます。
※リュージュとは
冬季オリンピックのソリ種目の1つでソリの前方に足をのせる状態で仰向けに乗って表情を滑る速さを競うウインタースポーツです。このリュージュのソリに車輪を付けることで、重力に身を任せながら、ブレーキ操作で速度を調整することが可能なソリ型の乗り物です。
横城湖水道
横城湖水道は、2000年に横城ダムが完工したことに伴い、横城湖が生まれ、その湖を中心に合計31.5キロメートルになる6つのコースを有する小路として作られました。
9キロメートルのコースは、横城湖に最も近く、湖の周りを一周できるコースとなっており、「望郷の丘」から出発するコースは、湖に映し出される絵画のような風景を鑑賞できる展望台とオブジェが設置されており、フォトスポットとして最適です。もう一つのコースは、原生林が覆い茂る小路が続き、湖をパノラマ風景で見ることができる展望台と銀杏の木の群生地が幻想的な世界観を生み出しています。
安興チンパン「モラクモラク村」
2022年にオープンした安興チンパン「モラクモラク村」は、横城郡の特産物である安興チンパン(小豆を入れて作った蒸しパン)をテーマにした見どころたくさんの複合施設です。この施設には、安興チンパンの歴史、チンパン作り体験、デザートづくり、Vr体験など興味深いアトラクションが多いため、年齢や性別を問わず、誰もが楽しい思い出を作ることができます。
- モラクモラチンパン館:安興チンパンづくりに加え、あんこと小麦粉を使った様々なデザートづくり体験ができます。
- モラクモラク工房:小豆カイロづくり、マグカップの絵付け体験ができます。
- 遊び場:様々な木製遊具を使って、子ども達が走り回って遊ぶことができます。
※モラクモラク=もくもく(蒸気のようす)
韓牛体験館
横城韓牛は、大韓民国のなかで、最も有名な韓牛ブランドであり、優れた品質やその味を誇りにしています。2005年釜山APEC首脳会議の公式晩餐会、第1・2次南北首脳会談の食材として提供するなど世界的 なブランドとして認められています。
韓牛体験館は、横城韓牛をテーマとした料理、革工芸・牛角工芸体験、メディアコンテンツ、韓牛ストーリーテーリングを楽しむことができるアミューズメント施設です。館内には、お土産や特産品を買い求めることができるショップもあります。
ウェリヒリパーク
ウェリヒリパークは、四季折々の天然のパノラマを楽しむことができるフォーシーズン総合レクリエーションタウンで、韓国江原道横城郡屯内面のスーリ峰付近の486万平方メートルを超える一帯を総合リゾート地としたものです。豪華な宿泊施設のみならず、レクリエーション施設、スキーリゾート、ゴルフコースのほか、さまざまな教育文化施設、体育館、プール、小ホール、屋外スポーツ用グラウンド、講習会やシンポジウムを開催できるなど、さまざまな付属施設があります。
また、2009年スノーボード選手権大会、2018年冬季オリンピックの開催会場となっており、2024年にはアジアで初めて開催された冬季ユースオリンピックのフリースタイル、スノーボード競技の会場となりました。そして、2023年には、39,669平方メートルの広大な面積を誇るウォータープラネットが完成し、いままで経験したことがないようなスリルと水遊びが満載で屋内レジャー施設も充実しています。
横城伝統市場
120年の伝統と名声を受け継ぎ、「東大門の外にある最大の市場」として、江原地域の中で最も伝統的な市場です。
常設されている市場のほかに、毎月1、6、11、16、21、26日に開かれる横城五日市は、より多彩な見どころとグルメで賑わっています。
横城郡の主要フェスティバル
全国韓牛祭
横城韓牛祭は、毎年10月に5日間にわたって繰り広げられるイベントで、全国トップクラスの名声と世界も認める横城韓牛の展示販売や韓牛試食会、料理体験、品評会や花火や歌謡ショーなど多彩なイベントや体験を楽しむことができます。韓国で高級な贈り物の定番と言えば韓牛(ハヌ)。韓国在来種である韓牛ですが、柔らかくてジューシーなお肉は焼肉店でとても人気があります。なかでも横城(フェンソン)産の韓牛は高級品とされ、ブランド牛として有名であり、横城郡では、韓牛の保護および育成に関する基本条例で定められた基準をもとに、性別、等級別にしっかりと品質認証を行っています。
安興チンパン祭り
安興チンパン(小豆を入れて作った蒸しパン)のある横城郡安興面(アンフンミョン)は、人口3千人のちいさな田舎まちです。良質な小豆を使い、昔から伝わる製造方法でつくられる安興チンパンは、母の味を思い出させてくれます。1999年以降毎年秋に開催される安興チンパン祭りでは、チンパン作り体験等様々な催しが企画されています。
横城つるにんじん祭り
韓国で唯一のツルニンジン(=トドク)のお祭りである「横城ツルニンジン祭り(横城トドク祭り)」は、胃腸や肺、腎臓にも良いと科学的に証明されたツルニンジンを使った、ツルニンジン早剥き大会、ツルニンジン積み大会等、さまざまなプログラムを企画し、家族みんなが体に良いツルニンジンを身近に楽しめるお祭りです。祭りの期間中は、横城のツルニンジン農家が真心こめて生産・販売する特産品であるツルニンジンをお手頃価格で手に入れることができます。
※ツルニンジン…サポニン(コレステロールの除去や過酸化脂質の生成を抑制する効果のある成分)やイヌリン(血糖値の上昇を抑える成分)などの成分が含まれているニンジン
横城トマト祭り
韓国北部の江原道横城郡屯内面(トゥンネミョン)で毎年夏に開かれる「屯内高冷地トマト祭り」は、様々なイベントが行われます。なかでも、トマトプールで行われる“黄金の指輪探し”は一番盛り上がる祭りのハイライトです。この黄金の指輪を見つけた人には幸せが訪れるといわれています。