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4月19日(土曜日)、八東ふる里の森が、環境省による『自然共生サイト』に認定され、認定証授与式が開催されました。町内では、2023年に認定された「八頭船岡環境保全エリア」に続いて2例目となります。
「自然共生サイト」は、環境省が生物多様性の回復を目的に、自然を保全する活動を行う民間企業等を認定するものです。2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として保全するという世界的な目標に向けた取り組みのひとつでもあります。
八東ふる里の森は、ブナの群生林に囲まれた自然豊かな場所で、希少な野鳥の繁殖地としても知られています。森林は気候の調整や水の循環、土壌の保護など、多面的な機能を持ち、地域の大切な自然資源として貢献しています。また、バードウォッチングや自然体験などを通じたエコツーリズムの展開も行われています。
公立鳥取環境大学などと連携した自然保全やSDGsへの取り組みに加え、農産物や星空といった地域資源のブランディングへの期待も高まっています。
管理を担う株式会社エルボスケ 日下部代表は、「今後も関係機関と連携しながら調査と保全を続け、生物多様性の回復に貢献したい。あわせて、農産物や地域の魅力を活かしたブランディングを展開し、地域の活性化にもつなげていきたい」と話されていました。
身近な自然を守り、次の世代へつなげていく。
これからも自然と共にある地域づくりを町も一緒になって進めていきます。