本文
くつろぎタイム2024年3月号を発行しました
くつろぎタイムでは、おすすめの書籍を紹介します。
くつろぎタイム2024年3月号 [PDFファイル/317KB]
今年度のニュース、あれこれ。
様々なことがあった2023年度も、もうじき終わり。「そんなこともあったっけ……」という思い出のお供に、こんな本はいかがでしょう?
5月、落合関、しこ名を改名
『Number 2023年7月20日号』(雑誌)文藝春秋
あまりの強さに「令和の怪物」とも呼ばれる鳥取県出身力士の落合が、名前を伯桜鵬と改めました。 怪我による休場を乗り越えて、初場所で活躍した姿は記憶に新しいのではないでしょうか?
伯桜鵬が載っているのは巻頭とはいえ僅か1ページ。けれどいつかは名前の由来となった師匠の宮城野親方(元横綱 白鵬)のように、大きな記事や特集で取り上げられる日が来ることでしょう。
7月、小池栄子さんが八東図書館に!?
『北条政子』永井路子/著 文藝春秋
先の大河ドラマで北条政子役を演じられた小池栄子さんが、若桜町からスタートしたロケの流れでなんと八東図書館に来館!図書館にいた小学生たちもインタビューを受け、その様子がテレビで放送されました。
ドラマ同様、こちらの小説も北条政子を愛情深い人物として描いています。政治に苦悩しつつ颯爽とした雰囲気も持つ政子に、小池栄子さんの演技が重なります。
9月、大人気の朝ドラ、ついに最終回
『ボタニカ』朝井まかて/著 祥伝社
植物学者の牧野富太郎を主人公・万太郎のモデルにした朝の連続テレビ小説が最終回を迎えました。放送中はよく「万太郎さんの本はありますか?」と声をかけられたことから、興味深くておもしろいドラマだったことが窺えます。
『ボタニカ』を含め、牧野富太郎に関する小説を借りた方の多くは、印象が違うという感想を持たれたようです。しかし、ドラマが終わった今だからこそ、「万太郎さんではない牧野富太郎」の小説を改めて読んでみるのはいかがでしょうか?
10月、藤井聡太棋士が八冠全制覇
『師匠はつらいよ 藤井聡太のいる日常』杉本昌隆/著 文藝春秋
近年、叡王戦が加わり、過去最多の8つとなったタイトル戦。独占がより難しくなったにも関わらず、藤井聡太棋士が八冠全制覇を成し遂げました。
そんな藤井棋士が師事するのは、この本の著者でもある杉本昌隆棋士。エッセーには「藤井君の師匠」と呼ばれ、弟子である藤井棋士に負かされ、それでも弟子たちの成長を喜ぶ師匠の日々が綴られています。棋士の仕事や将棋界などについても、ユーモア溢れる杉本棋士の筆致で楽しく知ることができます。