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くつろぎタイム2026年4月号を発行しました
くつろぎタイム2026年4月号 [PDFファイル/332KB]
あまい小説
『まるまるの毬』 南星屋シリーズ1
西條奈加 著 講談社
カスドース、若みどり、梅枝、南天月……?馴染みのないお菓子が登場するのもそのはず、「南星屋シリーズ」は、江戸の人気菓子店を舞台にした時代小説シリーズである。
町衆が買い求めるのは、治兵衛が作り、娘のお永と孫のお君が売る和菓子。秘されている治兵衛の出自や、転がり込んでくる揉め事で店には波乱が尽きないが、3人は前向きに店を続けていく。
人情ものと和菓子の組み合わせは、普段時代小説を選ばない方でも読みやすいはず。どうぞご賞味あれ!
『西洋菓子店プティ・フール』
千早茜 著 文藝春秋
下町の店「プティ・フール」には、食べ飽きない優しい味の洋菓子が並ぶ。菓子職人のじいちゃんが作るのは、おしゃれなフレジェではなく苺ショート、濃厚なプジンではなくカスタードプリン。
そこで働く孫娘の亜樹は、結婚のことで悩んでいた。客たちもまた、一方通行な思いを抱えながら「プティ・フール」を訪れる。
本物以上においしそうな描写に、洋菓子が買いたくなるかも!ご注意ください!
『魔法使いのチョコレートケーキ』
マーガレット マーヒー 作 シャーリー ヒューズ 画 石井桃子 訳 福音館書店
魔法使いは、おいしいチョコレート・ケーキを食べさせたくて子どもたちに招待状を送った。しかし、子どもたちは誰ひとりとして来なかった。その人は、悪い魔法使いだと思われていたから。
大人でも心に響くものがきっとある、10話が収録された児童向けのおはなし集です。
『BUTTER』
柚木麻子 著 新潮社
豊かで甘い最高のバターを乗せたバターしょうゆごはんを食べることが、梶井から里佳への最初の指示だった。
連続殺人犯として逮捕された梶井の独占インタビューを狙い、記者の里佳は彼女との面会を続けている。梶井を理解する材料のつもりで指示されたものを食べ続けた里佳は、次第に体調や体格、更には考え方までも変化していく。
内容は決して甘くない小説ですが、未読の方はぜひ!



