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くつろぎタイム2025年12月号を発行しました
くつろぎタイム2025年12月号 [PDFファイル/268KB]
祝 若桜線開通95周年
若桜線が12月に全線開通95周年を迎えたことから、今回のくつろぎタイムは鉄道をテーマにした物語をお届けします。
『若桜鉄道うぐいす駅』
門井慶喜 著 徳間書店
過疎化の進む「うぐいす村」にある架空の駅を舞台に、村長の孫の涼太が駅の取り壊し派と保存派の騒動に巻き込まれるお話です。
この「うぐいす駅」が若桜鉄道沿線のどこに位置するかは、挿絵の路線図でお確かめください
『阪急電車』
有川浩 著 幻冬舎
電車に乗り合わせた人たちのエピソードが繋がっていく連作短編集です。
魅力的な登場人物が交錯して織りなすハートフルストーリーが心地良く、もう少し、この電車に揺られていたい気持ちになりました。
「銀河鉄道の夜」(『宮沢賢治童話集』より)
宮沢賢治 著 日下明 絵 小埜裕二 監修 世界文化社
貧しく孤独な少年ジョバンニはケンタウル祭の夜、親友のカムパネルラと銀河鉄道に乗って旅に出ます。
作品全体に流れる哀しさと幻想的な美しさ。何ともいえない読後感に包まれます。
『オリエント急行殺人事件』
アガサ・クリスティ 著 田内志文 訳 KADOKAWA
ヨーロッパを横断する豪華列車での旅の途中、列車が雪の吹き溜まりに突っ込んで立ち往生する中で、何者かに刺された大富豪の死体が見つかります。
密室の車内での乗客たちの完璧なアリバイに、偶然乗り合わせた名探偵、エルキュール・ポアロが挑みます。
『ちいさなえきのいちにち』(月刊かがくのとも2022年8月号)
鎌田みか さく 福音館書店
駅に泊まり込んで働く駅員さんの1日が描かれた絵本のモデルは、若桜町の若桜駅です。
私たちの生活の一部である若桜鉄道は、少ない人数で様々な仕事をこなしながら毎日働いている駅員さんに支えられているのだなぁと実感します。



