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くつろぎタイム2025年4月号を発行しました
くつろぎタイム2025年4月号 [PDFファイル/220KB]
Diary 日記
4月。新生活の始まりの季節です。新鮮な気持ちで手帳を新しくしたり、日記を書きはじめたりという人もあるでしょう。今回は日記にまつわる本を紹介します。
あなたは今日、どんな1日を過ごしましたか?
『面白すぎて誰かに話したくなる紫式部日記』
岡本梨奈/著 リベラル社
予備校講師の著者が紫式部やその時代をわかりやすく解説し、日記から謎多き紫式部の素顔を探る。随所で昨年の大河ドラマ「光る君へ」のシーンも思い出される。
『アンネの日記 増補新訂版』
アンネ・フランク/著 深町眞理子/訳 文藝春秋
思春期の13歳からの2年間、限られた空間の隠れ家で、悩み考え夢を綴った日記は、ドイツの秘密警察に連行される3日前の日付で終わっている。
今年は日本も戦後80年。今一度、平和について考えたい。
『さみしい夜にはペンを持て』
古賀史健/著 ならの/絵 ポプラ社
ベストセラー『嫌われる勇気』の著者が中学生に向けて書いた本。
書く行為が自分を見つめ直し救いになることを、親しみやすいキャラクターを使って物語として描く。
さぁ、ノートを開きましょう!
『無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記』
山本文緒/著 新潮社
「明日また書けましたら、明日。」
膵臓がんと診断されて、夫と二人で無人島に流されてしまったかのような日々を、最期まで書き続けた直木賞作家の遺した言葉。
その言葉を受け取りながら、自分なら残りの時間をどう生きるのだろうと静かに思う。
『一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション』
鹿島和夫/選 ヨシタケシンスケ/絵 理論社
鹿島和夫が担任した学級の小学1年生が日記ノート(あのね帳)に書いた詩54篇。
ほのぼのするもの、哲学的なもの、泣けるもの…。
こどもの目で見た!感じた!日常の風景がたまらなく愛おしい。