地域と学校が「どんな子供たちを育てていきたいか」という目標を共有して行う連携・協働型の活動です。実際に子供たちと関わっていただくボランティアさん(実働担当)がコミュニティ・スクールの推進には欠かせません。
そして、地域と学校を繋ぐパイプ役になってもらう「地域学校協働推進員(地域コーディネーター)を各校に配置をします。
これまでも多くの地域の皆様に、環境整備や学習支援、ゲストティーチャーなど、様々な活動で協力をしていただいてきました。その多くは、学校から「お願い」をして地域住民が「手伝う、支援する」という形でしたが、これからは企画や運営をする側に参画したり、もっと双方向で連携・協働する活動を目指していきたいと思います。
そのためには、学校と連絡を取り合い、地域住民の参画を促していく人物の存在が重要になってきます。そこで、「地域学校協働活動推進員(地域コーディネーター)」をパイプ役として各学校ごとに配置する予定です。
また、各学校単位で、幅広い地域住民や団体等の参画により形成される緩やかなネットワーク(地域学校協働本部)の構築も進めて行きます。ネットワークが機能する要素は次の3つです。
- コーディネート機能
(地域コーディネーターが中心となり企画や調整がうまくできるようになること。)
- 多様な活動
(多くの地域住民等に参画してもらい、たくさんの協働活動ができること。)
- 継続的な活動
(地域住民や保護者、学校の先生が変わっても、つながりがあって活動が続けられること。)
活動の一例
※地域コーディネーターは学校と地域を繋ぐパイプ役なので、学校運営協議会のメンバーに基本的に入ってもらいます。
ある学校の運営協議会の会議で、「ふるさとへの愛着を持ってもらうために、郷土料理を知ってもらうのはどうか。」という意見が出ました。そこで、家庭科の時間を使って地域ボランティアさんと一緒に調理実習を行ってみることになりました。
地域コーディネーターは、いつ、何回、どの学年で行うのかなど学校と相談をしたり、協力してもらえそうなボランティアさんや団体に声をかけていきます。何を作るか、料理の歴史の紹介など、ボランティアさん達も一緒になって考えてもらうことで、より良い実習に繋がります。
実習後は子供たちの感想をボランティアさん達にお返ししたり、試行錯誤できる点などを振り返って次の活動に活かしていきます。